月80時間残業の危険性:エンジニアの「過労死ライン」とは

2026/5/1

「過労死ライン」とは何か?

厚生労働省が定める「過労死ライン」とは、発症前1ヶ月間に約100時間、あるいは発症前2〜6ヶ月間にわたって1ヶ月あたり約80時間を超える時間外労働(残業)をしている状態を指します。

このラインを超えると、脳血管疾患や虚血性心疾患などの発症リスクが急激に高まるとされています。

エンジニアの月80時間残業のリアル

IT業界において、「月80時間」という数字は決して珍しくないかもしれません。 平日毎日終電まで働き、土日もどちらかは出勤、あるいは自宅でコードを書く……そんな生活を続ければ、あっという間に80時間は超えてしまいます。

  • 1日の残業が4時間(20日稼働) = 月80時間
  • 「みなし残業40時間」+「追加残業40時間」 = 月80時間

「自分は体力があるから大丈夫」「若いうちは苦労を買ってでもしろ」という言葉で自分を納得させていませんか?

月80時間がもたらす「本当の危険」

1. 思考力の低下とバグの増加

長時間労働は確実に脳のパフォーマンスを低下させます。その結果、普段なら絶対にしないような単純なミス(タイポやロジックの抜け漏れ)が増え、手戻りが発生し、さらに残業が増えるという悪循環に陥ります。

2. 睡眠負債の蓄積

帰宅時間が遅くなることで、睡眠時間が削られます。睡眠不足は集中力の低下だけでなく、うつ病などのメンタルヘルス不調のリスクを大幅に引き上げます。

3. プライベートの完全な消失

仕事以外の時間がなくなることで、新しい技術の学習、趣味、友人や家族とのコミュニケーションなど、人間らしい生活を送るための時間が奪われます。

異常に気づいたら逃げる準備を

もしあなたが今、恒常的に月80時間近い残業をしているなら、それは「異常事態」です。 プロジェクトの炎上はあなたの責任ではありません。マネジメントの問題です。

心と体が完全に壊れてしまう前に、第三者の視点を入れて自分の状況を客観視してください。

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